スタッフ

そもそも自分は黒沢清監督の映画が大好きで、かなりの影響を受けています。
その僕が演劇として生み出したこの物語を、映画にするのが黒沢監督というのは僕的に最高の巡り合わせでした。
そこに集まった俳優陣も素晴らしく、もう期待しかありません。
ある夫婦の話でありながら、世界に対する侵略者の話でもあります。
映画ならではのスケール感で描かれることに興奮しています。

劇作家・演出家
1974年生まれ、新潟県出身。2003年結成の劇団「イキウメ」を拠点に、脚本と演出を手掛ける。
「散歩する侵略者」「太陽」「関数ドミノ」「プレイヤー」「片鱗」「獣の柱」
短篇集「図書館的人生」など、SFやホラー作品を発表し、日常の隣に潜む異界を、超常的な世界観で描く。
ほか、四代目市川猿之助によるスーパー歌舞伎Ⅱ「空ヲ刻ム者-若き仏師の物語-」(14)
「奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話」(09)「現代能楽集Ⅵ 奇ッ怪 其ノ弍」(11)
「遠野物語・奇ッ怪 其ノ参」(16)の脚本・演出、「太陽2068」(14/蜷川幸雄 演出)への脚本提供など。読売演劇大賞(大賞・最優秀演出家賞、作品賞)、芸術選奨新人賞、紀伊國屋演劇賞(個人賞)、読売文学賞(戯曲・シナリオ賞)、鶴屋南北戯曲賞などの演劇賞を受賞。
演劇以外ではコミック「リヴィングストン」(片岡人生 漫画)
絵本「くらいところからやってくる」(小林系 絵)の原作。
小説「散歩する侵略者」「太陽」の執筆。映画『太陽』(16/入江悠監督)の原作・共同脚本。
【原作】「散歩する侵略者」とは・・・2005年初演、2007年、2011年と再演を重ねる、
「イキウメ」の代表作。2007年に、前川自身の手により小説化され、
今年7月文庫化(角川文庫)。

[小説]

「散歩する侵略者」文庫版
前川知大/著 角川文庫
7/25発売
定価(税込)605円

[舞台]

イキウメ
「散歩する侵略者」
2017年版を上演。
作・演出:前川知大
10月-12月
東京・シアタートラム
大阪・ABCホール
福岡・北九州芸術劇場 中劇場

「イキウメ」の舞台では、決まって世界は二重三重にかさなり合っている。
その絶妙な配置をどうやって映画化するか、最初それは至難のワザに思えた。
私を含めてスタッフたちはみな試行錯誤しながら、現実世界の中に様々なこちら側とあちら側の境界線を用意した。
それが正解なのかどうか、やってみるまで誰にもわからなかった。
しかし俳優たちは誰一人ちゅうちょせず、いとも軽々とその境界線を越えてくれた。時に笑いを誘いながら。
こうして今まで多分誰も見たことのない、まったく新しい娯楽映画ができあがったように思う。

1955年生まれ、兵庫県出身。
大学時代から8ミリ映画を撮り始め、1983年、『神田川淫乱戦争』で商業映画デビュー。
その後、『CURE』(97)で世界的な注目を集め、『ニンゲン合格』(98)
『大いなる幻影』(99)『カリスマ』(99)と話題作が続き、『回路』(00)では、
第54回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。
以降も、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された
『アカルイミライ』(02)『ドッペルゲンガー』(02)『LOFT ロフト』(05)
第64回ヴェネチア国際映画祭に正式出品された『叫』(06)など国内外から高い評価を受ける。また、『トウキョウソナタ』(08)では、第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞と第3回アジア・フィルム・アワード作品賞を受賞。テレビドラマ「贖罪」(11/WOWOW)では、第69回ヴェネチア国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門にテレビドラマとして異例の出品を果たしたほか、多くの国際映画祭で上映された。近年の作品に、『リアル〜完全なる首長竜の日〜』(13)、第8回ローマ映画祭最優秀監督賞を受賞した『Seventh Code』(13)、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞、第33回川喜多賞を受賞した『岸辺の旅』(14)、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品された『クリーピー 偽りの隣人』(16)、オールフランスロケ、外国人キャスト、全編フランス語による海外初進出作品『ダゲレオタイプの女』(16)がある。
※本文中( )は製作年表記となります。

オリジナル脚本「夏の旅」(07)で第33回城戸賞受賞。東京藝大映像研究科にて田中陽造氏黒沢監督に学ぶ。
黒沢清監督作品は『トウキョウソナタ』(08)
『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)に続き3作目。
その他の作品に『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11/瀬田なつき監督・共同脚本)
『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』(13/御法川修監督)などがある。

作曲を高橋裕尾高惇忠松本日之春の各氏に師事。撮影監督である父の林淳一郎の影響で映画音楽も手掛けるようになる。『あなたへ』(12/降旗康男監督)で第36回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。
黒沢清監督作品は、『ドッペルゲンガー』(03)テレビドラマ「贖罪」(12/WOWOW)
『Seventh Code』(14)に続き4作目。
その他の代表作は、『カラスの親指』(12/伊藤匡史監督)『太陽』(16/入江悠監督)
『金メダル男』(16/内村光良監督※リエ&パーティーモンスター、内村光良監督と共同)
『ReLIFE リライフ』(17/古澤健監督)『氷菓』(17公開予定/安里麻里監督)など。

大学卒業後に助手として撮影の経験を積み、82年に独立。黒沢清監督作品は、『LOFT ロフト』(06)『叫』(07)『トウキョウソナタ』(08)
テレビドラマ「贖罪」(12/WOWOW)『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)
『岸辺の旅』(15)『クリーピー 偽りの隣人』(16)に続き8作目。
第30回ヨコハマ映画祭撮影賞を受賞。『わが母の記』(12/原田眞人監督)で、第67回毎日映画コンクール撮影賞、第36回日本アカデミー賞優秀撮影賞を受賞。第66回芸術選奨文部科学大臣賞(映画部門)を受賞している。

『月光の囁き』(99/塩田明彦監督)で美術監督デビュー。
黒沢清監督作品は、『叫』(07)『Seventh Code』(14)『岸辺の旅』(15)
『クリーピー 偽りの隣人』(16)に続き5作目。その他の代表作は、
『ノルウェイの森』(10/トラン・アン・ユン監督※イェンケ・リュゲルヌと共同)
『マイ・バック・ページ』(11/山下敦弘監督)『横道世之介』(13/沖田修一監督)
『紙の月』(14/吉田大八監督)『恋人たち』(15/橋口亮輔監督)
『貞子vs伽椰子』(16/白石晃士監督)『聖の青春』(16/森義隆監督)
『美しい星』(17/吉田大八監督)など。

『一枚のハガキ』(11/新藤兼人監督)で照明デビュー。
『わが母の記』(12/原田眞人監督)で、第36回日本アカデミー賞優秀照明賞を受賞。
黒沢清監督作品は、テレビドラマ「贖罪」(12/WOWOW)
『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)『岸辺の旅』(15)
『クリーピー 偽りの隣人』(16)に続き5作目。
その他の代表作は『抱きしめたい -真実の物語-』(14/塩田明彦監督)
『オケ老人!』(16/細川徹監督)
『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17/河合勇人監督)など。

黒沢清監督作品は、テレビドラマ「贖罪」(12/WOWOW)
『リアル~完全なる首長竜の日~』(13)で録音、『クリーピー 偽りの隣人』(16)では整音を務め、本作で4作目。
その他の代表作は、『Little DJ 小さな恋の物語』(07/永田琴監督)
『ガチ☆ボーイ』(08/小泉徳宏監督)『武士道シックスティーン』(10/古厩智之監督)
『TOKYO TRIBE』(14/園子温監督)『悼む人』(15/堤幸彦監督)
『バクマン。』(15/大根仁監督)『SCOOP!』(16/大根仁監督)
『種まく旅人 夢のつぎ木』(16/佐々部清監督)など。

第8回ローマ国際映画祭にて『Seventh Code』(14)で最優秀技術貢献賞を受賞。
黒沢清監督作品は、『トウキョウソナタ』(08)
テレビドラマ「贖罪」(12/WOWOW)『Seventh Code』(14)
『クリーピー 偽りの隣人』(16)に続き5作目。
その他の代表作は、『アルゼンチンババア』(07/長尾直樹監督)
『ブタがいた教室』(08/前田哲監督)
『罪とか罰とか』(09/ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督)
『川の底からこんにちは』(10/石井裕也監督)『その夜の侍』(12/赤堀雅秋監督)など。